
はじめに
思い出しながら書いていくので長くなります。
勘の良い人はタイトルを見ただけで内容の想像がついてしまうだろうがお付き合いいただきたい。
今回は、ロックダウン下のジャカルタでの交通状況がどう変わったのか、思い出しながら書いていく。
■ロックダウン前のジャカルタ
2020年3月、筆者はちょうどコロナが始まった頃のジャカルタに住んでいた。
ジャカルタの大通り沿いに面したコンドミニアムだ。
そのためジャカルタの交通状態をよく観察することができた。
ジャカルタの渋滞は世界でもかなり悪い部類に入る。
ラッシュ時でなくてもそこかしこでひどい渋滞が起きている。
そして、渋滞と言っても日本人のイメージする渋滞とは少し違う。
圧倒的に、インドネシアの渋滞は日本のそれよりも、質、量共に上を言っている。(上と言って良いかわからないが)
日本の渋滞は少しずつでも流れていくが、インドネシアの渋滞は止まったまま数十分、ひどい時は1時間以上ほとんど動かないこともある。
交差点では、縦、横からくる車同士が混ざり合い、車間距離数センチで詰め合っているため、がっちり噛みあい全く動けなくなっている光景もよく見かける。
当時の上司はそれを”がっちゃんこ”と呼んでいた。
質の悪さはお分かりいただけただろうが、量についても日本を圧倒している。
日本ではGW、お盆とうの連休時に高速で大渋滞が起きるくらいだ。
あとはスポット的に工事、お祭りなどがある程度であろう。
ただ、ジャカルタの場合は日常茶飯事に大渋滞が起きている。
しかも、数十メー鳥ではなく、数百メートルの渋滞がそこらで起きている。
マンションから見た大渋滞はさながらありの大行列のようだった。
夜に見ればそれはそれで綺麗だったが、、、
■ロックダウン後のジャカルタ
そんなジャカルタ名物の渋滞がロックダウン後にどうなったか。
そう、正解です。渋滞はまったくなくなりました。
交通量が劇的に減少し、感覚では交通量は通常時の1割未満であったともう。
日中、ベランダから大通りを見渡しても車がほとんど通っていない。
車に隠れていた道路が見える!(言い過ぎか?)
車のロードノイズがちゃんと聞こえる!(全く嬉しくない)
目の前の道路は通常、渋滞が起き、道路を車が埋め尽くしている。
クラクション、数百大の車の音でカオスな状態だ。
そんな日々が遠い昔に思える。
変化を上げればキリがない。
ロックダウン前後、渋滞が減ったことで具体的に感じた違いは下記2点。
・移動がめっちゃ早くなった。
→当然のことで申し訳ございません。
ただ、本当に移動が早くなった。ジャカルタはこんなにもコンパクトなのかと感じるようになった。
片道30分くらいかかっていたものが10分程度で行けるようになった。
写真はロックダウン下のジャカルタ。普段は下の道路は車で埋め尽くされている。

地図で見ればわかるが、東京に比べるとジャカルタ自体はすごく小さい。
さらに信号も少なく(あっても守らないが)、ミニ高速のような道路がそこかしこにあるのでとても早くつく。
この状況を利用して、ジャカルタ中を縦横無尽に走り回った。
・空気が綺麗になった。
ジャカルタの大気汚染はひどく、飛行機内から出た瞬間に排気ガスの匂いを感じるくらいだった。
晴れのひでも遠くは霞んで見えない。
ロックダウン後は下の写真のように得の山まで見えるようになった。
比較写真がなくてごめんなさい。(仕事ができない人間であることがバレてしまった。)

そんなこんなで、状況が改善したように見えたジャカルタの渋滞だが今ではコロナ前より悪化している。
経済成長の弊害を感じる。
以上、またどうでも良い話を書いてしまった。
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