こんにちは、筆者です。
- 現地採用で働きたいけど、志望動機はどうしようか・・・。
- ぶっちゃけ、なんとなく海外で働きたいだけなんだよな。
今回は、現地採用に興味がある、実際に働いてみたいけど志望動機がいまいちだ。
そうだ!その国に興味があることにしよう!と言った考えになる前に、
また、現地採用に興味があるだけの人にも是非読んでほしい。
本題に入る前に、
”〇〇がNGな理由”というタイトルにしてみたが、”〇〇が〇〇な理由”といったタイトルは正直好きではない。
ビジネス系ネットニュースで、”本当の金持ちが〇〇をしない理由”、みたいなタイトルをよく見かける。 浅はかさを感じ、全くクリックする気がしない。いや、意地でもクリックしないようにしている。
ただ、今回はちょっとためしにやってみた。
本題の、なぜ”その国が好きだから”がダメなのかを説明する。
大前提として、筆者はそう言った理由は全然良いと思っているし、応援もしている。ただ、採用されるための戦略上どうしても不利になってしまうため、事実として知っておいてほしい。
■すぐに辞める可能性が高いと思われる。

これまでに、数多くの現地採用が、数ヶ月、1年、と言った短い期間で退職をし日本に帰っている。理由は様々だが、その多くは面接で多少なりとも志を語っていたはずだ。
数多くの現地採用が入っては辞めていくのを目にして、耳にしてきた駐在員は、”その国が好きだから”という理由で入ってきた人間が、いとも簡単に辞めていくのを知っている。
駐在員(ベテラン現地採用)からすれば、”その国が好きだから”と言った時点で、アウト、彼らの目には全く強い理由、意志のない志願者にしか写らない。
ただの旅行気分、ミーハーな気持ちで働きたいといているようなものなのだ。
運よく書類選考に通うかしたとしても、この志望動機を聞いた段階で”ああ、この人もすぐに辞めるんだろうな”、”雇っても辞める可能性が高いな”と考える。
採用者側からすれば以下の疑問が出る。
- じゃあ、その国が嫌になったら辞めるの?
- そんな理由じゃ、仕事がキツくなったらすぐに辞めるんじゃないの?
- 現実逃避で海外就職に逃げているのではないか?
さんざんな言われ様だが、事実こういったイメージ、疑問を持たれてしまう。 さらに、優しい面接官であれば、一応上記の質問をして、チャンスをくれるかもしれない。
だが、普通の面接官であれば、よほどのプラスポイントがない限り、この志望動機が出た時点でアウトだ。
■浅い人間だと思われる
ある程度、勘の良い人であれば、”その国が好きだから”が志望動機にそぐわないことがわかるだろう。こう言った理由を挙げてしまう段階で考え、経験の浅さを指摘されてしまう。
面接の場は、ある程度の社交辞令が必要になる。それは、仕事の上で必要とされるからだ。
たとえば食品メーカーがあなたのお客さんだったとして、”御社にはいつも大量に仕入れてもらっているので、美味しくもない御社の商品を付き合いで買いますよ”とは言わない。
”美味しいですよね、特に妻が好きで冷蔵庫にストックしてるんですよ”と言ったりする。
面接官は、正直、ミーハーな理由でも構わないと思っている。ただ、しっかりと腹落ちさせてほしいのだ。
■一部、例外の人
下記の様な人であれば”その国が好きだから”という理由でも良い。
- 総合商社、外資コンサル等の超絶エリート(高待遇を捨ててまで現地採用で働くという点)
- ブラック企業出身、ブラック部活出身者(パワハラOK、体力OKなので多少のことでは辞めないだろう)
■では、どうするか?
一部の例外を除く、ほとんどの人は腹落ちする志望動機を見つける必要がある。
別に、大層な理由じゃなくても良い。それぞれ、求職者の経歴、性格によって適切な志望動機は変わる。
たとえば下記のような志望動機でも良いわけだ。
・海外就職をしたいが、治安、経済成長、日本からの距離の面でアジアを考えている。国には特に小田針はないが、自分の職種は求人が少ないので、たまたま募集していた御社を志望した。
・結婚相手が現地の人で5年間は最低でも住む、その後はわからない →5年間確定な時点でプラスに働く可能性がある
志望に至った論理的な理由、その理由からマイナス面を想像させない。これが大事なのだ。
どうだろうか、イメージが湧いたであろうか。
もしよければ、相談いただければ一緒に考えたいと思う。
気軽に連絡してほしい。
コメント