【ドタキャン多発】インドネシアの面接

インドネシア

筆者はインドネシアで、人材エージェントの会社で営業として1年間働いていた。

はじめの半年間ほどは、インドネシア人の求職者を日系企業のインドネシア法人に紹介する仕事をしていた。

その時の話をしたいと思う。

インドネシアに関わらず、東南アジアの国々では時間にルーズ、約束は守らないというのは有名な話だ。

筆者は、たったの半年間で、それをこれでもかというほど味わった。

ジャカルタの高速道路で起きた洪水

まず、人材エージェントで働き始めた初日、洗礼を浴びた。※インドネシアで働いた初日

すでに退職していた前任者から引き継いだお客さんで、2めいの面接が当日に組まれていた。

朝一、拠点長とオフィスや仕事についての説明を受けている最中、突然インドネシア人スタッフより連絡が入った。※インドネシア人求職者にはローカルスタッフのキャリアアドバイザー(CA)がついている。

”本日面接予定のAさんですが、おばあちゃんが亡くなったため面接に行けないそうです。”

突然の連絡に困惑したが、お客さんにすぐに連絡した。これならばお客さんも許してくれるだろう、、、

ちなみに、これが初めてのお客さんとの会話であった。。

そのすぐ後、また別のインドネシア人スタッフから連絡が入った。

スタッフ:”Bさんですが、雨が降っているので面接に行けないそうです。”

”は?”、聞き間違いかと思った。混乱しつつも、頑張って合理的な理由に結びつけようとした。

雨で道がぬかるんで動けない、洪水で動けない、事故で動けない、、、きっとそうだ。

ただ、当時の筆者は真面目だったので、スタッフに理由について深く聞いてみた。

筆者:”なんで雨だからって面接に行けないの?”

スタッフ:”めんどくさいんだと思います。雨だと気分が乗らないし、濡れるし。”

筆者:”、、、、そうか”

全てを察した。そうだ、ここは日本ではない。忘れていた。

ちなみに、ドタキャンした2名は、その会社の面接に行くことはなかった。

めでたしめでたし。

(追伸)

他の企業での面接では、1日でおばあちゃんが3名なくなった。

これは、塗り替えられることのない記録だ。

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