貿易実務検定C級を受ける件

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■これまでの流れ。

先月3 月、簿記2級に合格した。

1年半ほど前にTOIEC860点を取得し、会計✖️英語の最低限のラインに載せることができた状況だ。

次の資格勉強の候補としては、USCPA、簿記1級、TOIEC(900点)、を考えていた。

簿記2級合格直後にありがちなルートは、よりインパクトの大きいUSCPA、 or 簿記1級✖️TOEIC(900点)。

筆者も、USCPAか簿記1級か、悩んでいた。

なぜならば、社内異動、転職、海外就職、独立を目的としていて、

よりインパクト、即効性のある資格が欲しかったからだ。

なので、貿易実務検定は考慮に入っていなかった。

■状況の変化。

だったのだが、

状況が少し変わった。

というのも、細かい内容は伏せるが、社内のとあるプロジェクトにアサインされることが決まった。

英語力を期待してとのことで、英語面で主に上司をフォローすることが求められている。

そこでは生産管理代表として、他部門、外部の人と協業をしていくことになる。

PJTは国を跨ぐことのため、関係者とのやりとりは英語が頻繁に出てくるとのこと。

生産管理や、社内処理についての知識では他の上司、先輩社員の方が適任だが、生産管理で英語ができる人がいおらず、TOEICで高得点をとっているとのことで白羽の矢がたった。

ここまで聞くと、だったら英語やれや、と思われだろう。

それで、貿易実務検定を受験することと何の関係があるのかと言うと。

そのプロジェクトでは、生産管理の実務のみならず、工場運営に関わる幅広い知識が要求される。

生産管理にダイレクトに関わらずとも、持っておくとかなり存在価値を出せると踏んでいる。

なぜならば、上司含め他の生産管理の人たちは、生産管理業務以外の分野についてあまり詳しくないからだ。

英語しか期待されていない中で、存在感を発揮できれば、本PJTにおいて海外出張の機会が回ってくるのではないかと踏んだ。

■生産管理の幅は広い。

生産管理は、狭く言えば、部品の手配、在庫の管理、生産計画〜生産指示、製品在庫の管理、出荷、なのだが、それはすごく狭い、一担当としての役割。

生産管理は、SAPなどのIT、会計処理、原価計算、貿易、いろいろなものが関わってくる。

ただ関わるだけじゃなく、それらが基礎となって、生産管理というものが存在している。

知識は3つの段階にに分けられると思う。

①業務に直結する知識

②理解、知っていれば差を付けられる知識

③知っていても意味のない知識

生産管理 ✖️ 貿易を例に挙げると。

たとえば、部品を海外の自社工場に輸出したり、海外の自社工場から製品を輸入する場面がある。

輸出入業務自体は生産管理の仕事ではない。

だが、生産管理で輸出入に関わる場合は、PO(parts order), Invoice、パッキングリスト、輸出入部品の名前、品名、免税対象か否か、理解はせずとも、処理を進める上で浅い知識として知っておく必要がある。

たとえば、POが来たらどういった処理を行う、POの中のどこを見れば品名、数量がわかる、どのタイミングで何の書類を送らないといけない、など作業を行う上で基本的なことで、理解を伴う必要はない。

これが①。

だが、輸出入業務の構築、トラブル対応、改善作業、作業者の教育をおこなったりする際には理解を伴う必要がある。

たとえば、海外自社工場からPOが発行されてから部品を輸出して自社の海外工場まで到着するまでの流れをしっかりと理解し、それに付随する貿易実務についても理解を行う必要がある。

そもそもPOとは何か、Invoiceの役割は?、POに書いてあるFCAとは何か。(インコタームズのこと)、破損時の責任区分は?輸出入の流れは? 支払い方法は?など

それでいて、実際に自社で行っている輸出入に当てはめるとどうか。

ここまで理解をしているのは、管理職クラスくらいである。

これが②

最後の③は信用状、貨物海上保険、その他細かな諸手続きなど。

貿易部門でないと全く役に立たない知識。

ここには時間をかけなくて良い。

■会計で言うと

①売上 ー 費用 = 利益 といった基本的な概念。

これを知らないでも作業自体はできるが、かなり浅い仕事になってしまう。

②使用見込みのない部品などは、不良資産は引当金として費用計上を行う。

 不良資産を発生させない出会ったり、不良資産の削減といった改善を行うときに、ここの概念を理解しておく日強がある。

③リース資産、リース債務のようなもの。経理でないとほぼ必要ないような知識。

①〜②について理解をしておくと、違いを見せて、存在価値を発揮することができる。

まとめ。

と言うことで、生産管理業務関連の知識の幅をひろげ、現在アサインされているPJTで存在価値を発揮 → 出張を目指す上で必要と判断したので貿易実務検定を受けることにした。

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この記事を書いた人

神奈川県 藤沢市出身
メーカーの生産管理。
93年生まれの30歳 子育て中
自由に生きる方法を模索中

趣味:海外旅行(南米メイン)


■キャリア
生産管理(日本)2年

人材営業(インドネシア1年

生産管理(日本)3年

■持ってる資格
VBAエキスパート
TOEIC 860点
ITパスポート
MOS ACCESS

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