インドネシアで現地採用として働いているとき、オフィスビルの20数階に職場があった。
※勤務先がばれてしまうのでどこの建物かは秘密。
ジャカルタのど真ん中ではないのだが、立地は良く、見晴し、設備も特に問題ない中、一つとても大きな不満があった。
それはエレベーターが最悪だと言う点。
約20階のビルにエレベーター2機しかなく、しかも狭い。

10人乗ることはできない仕様。
そうなると、朝、昼のラッシュ時は待てど暮らせど一向にこない。
ロビーのエレベーター乗り場は東京の通勤時間帯のホームさなから。
そこに、順番を守らない国柄も相まってカオスな状態になる。
扉が開いたら割先に乗り始める。
順番なんぞお構いなし。
朝から疲労困憊でオフィスに到着することになる。
・・・・

さて、次は待ちに待ったランチタイム。
オフィスは最上階なのだが、もちろんエレベーターはすぐにはこない。
やっとエレベーターが来たと思ったら既に満員なんてことはザラにある。
待つ→満員→待つ→満員 の無限ループ
そんでもって、長時間待った挙句、やっと乗れたと思ったら次は各駅停車地獄が待っている。
ロビーまで20回近く停車を続けることになる。
さらに、誰も閉めるボタンを押さない。
あみんですら怒りで発狂するだろう。
そんなこんなで、ロビーまで15分ほどかかる。
帰りも同様のため、往復で30分のロスがある。
そんな状況のため、痺れを切らして諦めて階段を使う人間もいる。
まさに自分のことだ。20階を昇り降りするので足はカクツクが、健康に良いし何より時間を大幅に短縮できる。
片道5分もかからないので、エレベーターに比べ10分は短縮できる。
インドネシアでは、糖尿病、肥満、ふっ摂生による生活習慣病が国民病となっている。(彼らに問題意識はないのだろうが)
そんな彼らこそ階段を使うべきなのだが、歩くのが嫌いなインドネシア人。そんなことはしない。
価値観の違いというやつか。
最後に
業務用エレベーターを使う手もある。
何人か避難してきているが普通のエレベーターよりはだいぶマシ。
また、ジャカルタ中心部のハイソなオフィス街ではこんなことは起きない。
超有名日系大企業の現地法人に訪問した際は、そこらじゅうエレベーターだらけで、急行、快速もあった。
格差社会のインドネシア、こんなところにも格差が、、、
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